推しの話(軍師編)

タイトルにある通り単に推しの話をしたいだけの回になりそうです。何か好きなものがあればそこに推しがいる、そこに推しがいるからそれが好きなんだっていう気持ちで生きている人はなんとなく多いんじゃないかなと思います。みんな推しどこかに1人くらいいるでしょ?みたいな。箱推しだってあるんだし、そこにその人たちが(人じゃなくても)いてなんかやってるのが好きみたいな。

 

自分の憧れ・目標に近い人を推すことってあると思うんですよ。まさしくそれです。

 

私はというと多分心の半分くらい軍師を推してます。軍師推し。歴史を見ていると様々な軍師がいるのでもちろん全員追ってるとかそんなのではないですが。軍師推しを語るということは自分がどういう歴オタなのかを語るのとほぼ同じになるし、なんなら自分の目指すものを語ることにもなります。

 

軍師超かっこいい

頭いい人かっこいい。

 

歴史の中では派手な武功とか持ってないからちょっと脇に置かれがちですけど!!あまり取り上げてもらえないこともあるけど!!でも彼らの策なかったら勝てなかったじゃん!!!水攻めを提案したの黒田官兵衛っていう軍師!中国大返しを素早く行えたのは黒田官兵衛っていう軍師がいたから!秀吉が天下取れたのは竹中半兵衛黒田官兵衛っていうスーパー軍師がいたから!(だと思っています)

 

武力が重視される時代に頭脳労働していた軍師ですが、当然陰口を叩かれたり嫌がらせをされたりもあった訳です。策を進言するけど前線に出て戦わないから武力一辺倒の人からすると嫌な奴になったのでしょう。負けたらお前らのせいだと言われることもあるので前線に出ないから楽なんで全然違うしむしろ責任は大きかったと思います。責任を負うことができる、泥をかぶれるそんな人もかっこいいですよね。表に立つ人を支える裏にいる人はすごくかっこいいと思います。

 

 

確かに私も昔は一番先頭に立つ人がかっこいいと思っている時期がありました。しかし高校の時に友人に押し負けるという出来事があり一線引いたところから物事を見るポジション、表に出る華のあるところではなく大事ではあるけど裏方というポジションに収まるということがあり自分でモヤモヤしている時期がありました。

 

その役職を終えた頃に大河ドラマ軍師官兵衛」を見て司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読む機会がありました。土方歳三はめっちゃ有名なのでその話は置いておくとして、黒田官兵衛、彼は"軍師"であり豊臣秀吉を支える存在でした。つまりドラマの主人公ではあるが歴史的にはサブ。それを見ながら「軍師って裏方として最強では?これ秀吉がここまで来たの自分の力もあるけど官兵衛殿のおかげでは?えっ自分もそうなりたい」と思うに至った訳でした。私の中では最強スーパー軍師ですよ黒田官兵衛

 

先人に最強の裏方を見た私は「裏方をきちんと務める人がいないと物事はうまく回らないのかもしれない」と思い、一歩引くということを覚え人間として成長を遂げ、表に出る人を支えて物事を回す人間になりたいと思いました。カリスマは天性のものがあるかもしれないけど、そのカリスマに「あなたがいたからここまで来た、いなければやっていけない」とめっちゃ認められる右腕になれたら最高ですよね。ただ歴史的には頭良すぎて主君から遠ざけられたりすることもあった人たちなのでそうはなりたくないです。

 

もし軍師という存在に出会えなかったら今自分は何をしているのか…データを集め分析し戦略を練ったり物事を回すのは現代版軍師っぽい→データ使うなら情報系かな、という感じで今情報系にいるというのも6割くらい正解になりますし。彼らが現代のどの職業に当てはまるかっていうとコンサルとかなのかなという気持ちもちょっとあります。

 

あと煩悩まみれですけど、将来有名になったら""現代の軍師""っていう二つ名が欲しいです。